ミツロウとはミツバチの巣そのもののこと。ミツバチは蜂蜜を原料に体内でロウを作り、体から分泌して自分たちの巣を造ります。 私たちは太古の昔からこの天然のロウを、ロウソクやワックス、口紅、クレヨンなど幅広く利用していました。
ミツバチ巣はミツロウで六角形の部屋がつくられていて、この部屋が子育てや食料の貯蔵に使われます。写真左下の蓋がしてあるのは子育て部屋、中では蛹が羽化の時を待っています、 中央は花粉が貯められていて赤、白、黄色とカラフルです。そして右上のきらきら輝くのが蜂蜜。
採蜜時の副産物として
ミツバチは巣の部屋で蜂蜜を貯蔵します。花の蜜を部屋にいれ、水分を飛ばし、蜂蜜へと変わったらミツロウで部屋に蓋をして、貯蔵しておきます。 蜂蜜を分けてもらうには、このミツロウでできた蓋「ミツブタ」を切り取って、中の蜂蜜だけを取り出します。そのため、採蜜時には副産物としてミツブタが集まるのです。これを集めて溶かし、ごみを濾しとりました。
天然の色と香り
ミツロウはおおむね黄色い色をしていますが、時期によって明るいレモン色、赤みのある色、茶色っぽい色、緑っぽくくすんだ黄色なこともあります。ミツバチが食べる周りの花の状況で色や香りにバラツキがあります。天然のもののためご了承ください。副産物とは言え、1gのミツロウを作るのには10gの蜂蜜が必要ともいわれるほど。ミツバチたちの労働の結晶です。
